【2018年10月のフラット35の実行金利発表】0.02%とわずかに上昇したものの想定内の金利変動幅

フラット35金利予想
フラット35金利

フラット35の10月実行金利が発表されました。

大手銀行5行の10月の10年固定金利型の最優遇金利はいずれも据え置き。りそな銀行は0.75%、三井住友信託銀行は0.85%、三菱UFJ銀行とみずほ銀行は0.9%、そして三井住友銀行1.2%となっています。

2018年9月21日に発表された10月の住宅金融支援機構債券(以下機構債)の発行条件が0.03%の上昇だったことから、フラット35の10月の金利も僅かながら上昇することが予想されていました。

フラット35の10月実行金利

10月の実行金利

フラット20(20年以下)フラット35(21年以上35年以下)
9割以下1.330%(+0.02%)1.410%(+0.02%)
9割超1.770%(+0.02%)1.850%(+0.02%)

すべての期間で0.02%の上昇となりました。

フラット35Sは当初5年または10年の金利が

フラット20(20年以下)フラット35(21年以上35年以下)
9割以下1.080%1.160%
9割超1.520%1.600%

となります。(金利Aプランは当初10年、金利Bタイプは当初5年間、フラット35金利から0.25%引き下げ)

フラット35リノベは当初5年または10年の金利が

フラット20(20年以下)フラット35(21年以上35年以下)
9割以下0.880%0.910%
9割超1.270%1.350%

となります。(金利Aプランは当初10年、金利Bタイプは当初5年間、フラット35金利から0.50%引き下げ)

予想との差は機構の運営費用と金融機関の手数料の減少

予想と比較すると上げ幅は0.01%少なかったことになります。金利構成要素の内訳(フラット359割以下)では

フラット35金利(1.41%)=機構債表面利率(0.47%)+「機構の運営費用と金融機関の手数料」(0.66%)+機構団信(0.28%)

となっています。

機構債は9月に比べて0.03%上昇したのにも関わらず、フラット35金利が0.03%ではなく0.02%の上昇にとどまりました。

「機構の運営費用と金融機関の手数料」が前月に比べて0.01%低くなっている、機構や金融機関の受取手数料を0.01%減らしたわけですね。

「機構の運営費用と金融機関の手数料」のここ一年の推移をみておきましょう。

「機構の運営費用と金融機関の手数料」のここ一年の推移
  • 2017年11月
    0.660%
    フラット35金利1.370%
  • 2017年12月
    0.660%
    フラット35金利1.340%
  • 2018年1月
    0.660%
    フラット35金利1.360%
  • 2018年2月
    0.660%
    フラット35金利1.400%
  • 2018年3月
    0.660%
    フラット35金利1.360%
  • 2018年4月
    0.670%
    フラット35金利1.350%
  • 2018年5月
    0.670%
    フラット35金利1.350%
  • 2018年6月
    0.670%
    フラット35金利1.370%
  • 2018年7月
    0.670%
    フラット35金利1.340%
  • 2018年8月
    0.670%
    フラット35金利1.340%
  • 2018年9月
    0.670%
    フラット35金利1.390%
  • 2018年10月
    0.660%
    フラット35金利1.410%

機構債の条件が分かると、フラット35の金利が予想できるのは、この変化をみただけでもよくわかります。

【2018年10月のフラット35金利予想】誰でも簡単にできる「機構債の発行条件からフラット35の金利を予想する方法」
毎月20日前後に発表される翌月の機構債の発行条件が分かりさえすれば、誰でも簡単に翌月のフラット35の金利予想は可能です。2018年10月のフラット35の金利はどうなるのか?その過程も含めてご紹介していきます。

最後に

現在、日本銀行は大量の国債を買い入れている状況で、長期金利調節のレンジを拡大しても、債券市場の動きが鈍くなっているのも事実です。

実際、アメリカ国債が売られ10年物の債利回りが3%を付けたにもかかわらず、円債への売りは限定的でした。しかし円債にとって外部環境が確実に悪化しています。

7月31日の日銀金融政策決定会合を受けて、10年債利回りは長期金利調節のレンジ幅を拡大させた際に、意識された10年債利回りの0.145%が今後の節目となっていくでしょう。

9月末は銀行の中間決算を控えて、長期金利の変動は僅かなものでしたが、今後の市場の動きにも注意したいところです。

コメント